必見!レンズフード絶対つけるべき理由とその秘めた効果!

みなさんは、レンズフードを使っていますか? また、その役割をご存じですか?

本記事では、レンズフードの重要性や効果について、専門的な視点から徹底解説します。

基本から活用方法まで、幅広い知識を得られる内容となっているので、ぜひ最後までお楽しみください。

フードの魅力を十分に活かし、写真撮影の可能性を広げる手助けになること間違いありません。

レンズフードのメリット

レンズフードのメリット

写真撮影においてレンズフードを装着すると、以下のようなメリットが得られます。

それぞれ分かりやすく解説していきます。

逆光&強い光への対策

強い光(逆光)

レンズフードの効果を実感できるシチュエーションは、逆光や強い光が入る場面です。

逆光の場合、レンズフードは光の侵入を防ぎ、コントラストや色彩を向上させます。

また、強い光が入る場面では、レンズフレア&ゴーストを減少させる効果があります。

レンズへの衝撃を軽減

レンズフードへの衝撃

レンズフードは、レンズを衝撃から守る効果があります。

カメラを落としたり、物にぶつけたりした場合、フードが衝撃を吸収してレンズを保護する役割を果たします。

フジト

撮影をしていると、思わぬかたちでレンズに衝撃が加わることがあるからね。

いきなりストラップが千切れて、地面にカメラを落としたことがあったなぁ……。

ルイ

ゴミや埃からレンズを守る

レンズへ付着する塵と埃

レンズフードは、レンズ表面をゴミや埃から守る効果も持っています。

屋外の撮影では、砂や花粉など、さまざまな異物が飛んでいる環境に出くわします。

レンズ表面にゴミが付くと、写真に影響してしまうことがあるため、フードでレンズを保護しましょう。

ルイ

近くで焼かれていたゴミの灰がレンズに付いて、写真に映り込んだことがあったな……。

レンズフードをしてたら、守ってくれていたかもしれないね。

フジト

レンズフードのデメリット

レンズフードのデメリット

レンズフードには以下のようなデメリットも存在するので、しっかり把握しておきましょう。

それぞれ分かりやすく解説していきます。

視野の制限

レンズフードの影響で視野が狭くなったレンズ

一部のレンズフードは、カメラの視野を制限することがあります。

特に広角レンズの場合、より広い範囲を写すので、ケラレが発生しやすいです。

フジト

この問題は、正しいサイズのフードを選ぶことで解決できます。

ケラレとは?
写真の四隅に、レンズフードが原因で発生した影が写り込むこと。

とくに画角の広いレンズは、フードが写り込みやすいので、注意が必要です。

携帯性の低下

レンズフードを付けて携帯性が低下したカメラ

レンズフードを装着すると、カメラのサイズが大きくなり、持ち運びが不便になることがあります。

この問題に対処するには、折りたたみ式のレンズフードを使用すると良いでしょう。

他にも、画像のようにフードを逆さに装着することで、コンパクトにすることが可能です。

ルイ

フードを逆さに付けるだけで、かなりコンパクトになるんだよね。

ただ、撮影時に逆さのフードを元に戻すのは、ちょっと面倒……。

フジト

取り付ける手間

レンズフードを取り付ける様子

レンズフードの着脱は、状況によっては面倒に感じることがあります。

例えば、素早い撮影が必要なとき、フードの装着に時間がかかることが、ストレスに感じるかもしれません。

また、フードの種類や、レンズとの相性によっては、着脱しにくいことも多くあります。

フジト

僕の持っているあるレンズが、フードがうまく溝にハマってくれなくて、ストレスを感じてます……。

レンズフードの種類と使い分け

レンズフードの種類

レンズフードはその効果を最大限に引き出すために、正しい使い分けが重要です。

まずは基本となる、以下のポイントを紹介していきます。

どれも重要なポイントなので、詳しく解説していきます。

形状と特徴

レンズフードの形状

レンズフードの主な形状についてまとめました。

レンズフードの主な形状
特徴
円筒型光の侵入を適度に防ぐ
花型(ペダル型)光の侵入をより効果的に防ぐ

円筒型フードは、不要な光の侵入をある程度ふせぎますが、重要な光まで遮らないようにしているので、完璧ではありません。

一方、花形フードは、この問題を解決するために、フードの長さを3段階に分けて、より効果的に光を防いでいます。

フードの長さを部分的に調整することで、センサー部への光を効果的に制御しているのです。

フジト

つまり、必要な光は残しつつ、悪さをする部分だけをカットするための構造です。

花型フードの形状は、カメラのセンサーに合わせて設計されています。

センサーの四隅はレンズの端に近いため、フードを深くすると、必要な光まで遮ってしまうことがあります。

逆に、センサーがレンズが離れている部分ほど、フードを長くすることが可能です。

このように、フードの各部位をベストな長さに調整した結果、花形の形状になるのです。

ルイ

オシャレで花形にしてるんじゃなかったのか……。

使い分けのポイント

レンズフードの使い分け

使い分けのポイントは、レンズに適したフードを選ぶことです。

レンズフードの使い分け
レンズの種類
円筒形望遠レンズ
花形広角レンズやズームレンズ

望遠レンズを使用する場合は、ケラレが発生しにくいので、円筒形のフードを選んで問題ないでしょう。

しかし、広角やズームレンズの場合は、画角が広いことや変動することを踏まえ、花形のフードを選ぶのがオススメです。

フジト

円筒形と花形フードの間に優劣はないので、レンズに適した形状を選びましょう。

ズームレンズの罠

ズームレンズの罠

ズームレンズに付属するフードは、最も広角な状態に最適化されています。

そのため、レンズをズームして焦点距離をあげると、フードの効果は次第に弱くなります。

ルイ

フードがない状態よりかは、効果が期待できるんだけどね。

レンズフードの取り付け方法

レンズフードの取り付け方法

レンズフードには、以下のような取り付け方式が存在します。

レンズフードの取り付け方式
内容
バヨネット式レンズの溝にフードを合わせクリック固定
ねじ止め式フードに付属したネジで固定
スプリング式スプリングでレンズ周囲を圧着させて固定

この中で最もよく採用されているのが、バヨネット式のレンズフードです。

フジト

レンズの溝にフードをハメて、軽くまわすと「カチッ」というクリック音と確実に固定されます。

レンズフードの付け方:基本的な手順

レンズフードの取り付けは、バヨネット式が一般的です。

レンズの口径に合ったフードを選び、正しい向きでねじ込むことが大切です。

レンズフードを付けるべきシーン

レンズフードを付けるべきシーン

レンズフードは、衝撃や埃、水滴などからレンズを保護する効果があります。

屋外撮影や機材が傷つきやすい状況では、レンズフードを取り付けることが推奨されます。

さらに、「レンズフードのメリット」で説明したように、光の乱反射を抑制する効果もあるため、強い光源がある状況でも装着することが望ましいです。

レンズフードが不要なシーン

レンズフードを外すべきシーン

一方で、レンズフードが必要でない撮影シーンも存在します。

  • マクロ撮影。
  • スタジオ撮影。
  • ストロボ撮影(内蔵)。

マクロ撮影では被写体に近づくと、レンズフードが影を作ることがあります。。

また、スタジオ撮影のようにコントロールされた光源だけが存在する場合、レンズフードは不要と言えます。

さらに、クリップオンタイプや内蔵型のストロボを使う際には、レンズフードを外すことが望ましいです。

レンズフードを付けてクリップオンストロボを照射したときの様子

理由は、図のようにストロボの光がレンズフードの影を作るからです。

フジト

試し撮りを行い、影が映り込む場合は、レンズフードを外してみましょう。

失敗しないレンズフードの選び方

お店でレンズフードを選んでいる様子

レンズフード選びに失敗しないためのポイントをまとめました。

互換性の確認

レンズフードの互換性

レンズとフードの互換性を確認するためには、まずメーカーと製品名などをチェックします。

ルイ

レンズを見れば、すぐにメーカーと型式が分かるハズだよ。

例えば、このレンズであれば、以下のような情報が製品自体に記載されています。

レンズに記載してある情報
情報
メーカーSIGMA
名称28-70mm 1:2.8 DG DN
レンズ径67

メーカーのサイトに、フード対応表(SIGMA)がある場合は、簡単に確認することが可能です。

もし、サードパーティ製のフードを選びたいのであれば、以下の手順で互換性を確認できます。

  1. レンズのフィルター径を確認。
  2. サードパーティー製品の互換性リストをチェック。
  3. 商品のレビューをチェック。

フジト

レビューにも目を通して、実際の使用感などの情報を集めておきましょう。

携帯性と収納性

レンズフードの携帯性と収納性

携帯性や収納性も考慮し、コンパクトで軽量なものを選ぶと便利です。

特に屋外での撮影を行う際は、持ち運びが楽なレンズフードが重宝します。

ルイ

例えば、望遠レンズ用みたいに大きなフードって、大きくてカバンが膨らんじゃうんだよね……。

そういった問題を解決するためにも、フードの持ち運びやすさは要チェック項目だね。

フジト

形状と取り付け方式

レンズフードの形状と取り付け方法

最後に、フードの形状取り付け方式にも注目しましょう。

本記事で紹介した内容をまとめると、以下のポイントが重要になります。

フードの形状は、望遠レンズには円筒型、広角やズームレンズには花型が適切です。

また、取り付け方式は、特にこだわりがなければ、使いやすさからバヨネット式をオススメします。

まとめ

さいごに、本記事の内容をまとめました。

  • 結論:フードは付けるべき。
  • レンズ本体を保護できる。
  • 光の反射やフレアを軽減できる。

フードは、光の反射やフレアを抑える効果に加え、カメラを外部の衝撃から守る役割も果たします。

また、正しい選び方や使い方を知ることで、写真のクオリティ向上やカメラの安全を確保することができます。

この知識を活用して、あなたの写真ライフを楽しく、安全に、そして美しく進めていただければ幸いです。

今後も、役立つ情報やアドバイスを提供してまいりますので、どうぞお楽しみに!

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